介護老人保健施設

介護老人保健施設とは

介護老人保健施設は、入所してサービスを受ける施設サービスのひとつです。

 

 

利用できる人は要介護1以上で医療機関に入院して治療は必要ないが、リハビリテーションや看護、介護が必要な人が対象になります。

 

 

似たような施設に、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)がありますが、この施設は終身制でどちらかというと日常生活の介護や世話が中心の施設です。しかし、介護老人保健施設は、診察や投薬、検査などの医療行為を受けながら、介護サービスを受けることになり、3ヶ月ごとに継続や退所か検討されます。

 

 

介護老人保健施設では入所すると施設サービス計画が作成され、それにしたがって介護が行われます。サービスの内容は、食事や入浴、排泄など日常生活に必要な世話や機能訓練指導員によるリハビリテーション、レクリエーションが行われています。また、本人や家族の相談や支援も行われています。

 

 

施設の人員配置基準は、介護保険法によって入所者100人に対して常勤の医師1人、機能訓練指導員1人、介護支援専門員(ケアマネジャー)1人、相談員1人、栄養士1人以上とし、介護職員及び介護職員は入所者3人に対して1人、薬剤師、調理員、事務員などは施設の事情に合わせて配置するように決められています。

 

 

また、設備基準は、療養室は1人当たり床面積8u以上、機能訓練室は1u×入所定員数以上、食堂は2u×入所定員数以上確保できるように決められています。

 

 

利用料金は、医療やリハビリテーションが手厚いので他の施設よりも少し割高の場合が多く、1日のあたりの目安は要介護5の場合、従来型個室で925円、多床室が1,003円前後かかるようです。そのほかに、食費や日常生活費など別途にかかります。

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