介護療養型医療施設

介護療養型医療施設とは

介護療養型医療施設は、介護保険施設のひとつでより医療機関に近い介護保険施設といえます。

 

 

医療機関では、病気の治療が終われば退院をすることになります。しかし、病状は安定していても長期的な療養が必要で、家庭で日常的に医療的な看護や介護が難しい場合に利用できる介護サービスです。

 

 

施設サービスを行っているのは、病院の療養病床や大学病院などの老人性認知症疾患療養病棟などがあります。

 

 

介護療養型医療施設では、医療に関する管理や看護が主に行われ、それと同時に日常生活に必要な介護や病状に合わせたリハビリテーションが行われています。医療機関の側面があるので、厚生労働省によって運営基準が決められており、人員配置基準及び設備基準を満たしている必要があります。

 

 

人員配置基準は、入所定員100人に対して医師3人、看護職員及び介護職員は入所者3人に対して1人の割合で配置が必要になるので100人が定員人数であれば17人ずつ必要になります。

 

 

介護支援専門員(ケアマネジャー)1人、そのほかに薬剤師、栄養士、調理員、事務員などは施設の状態に合わせて人員を配置します。

 

 

そして、設備基準は、1人あたりの病床は6.2u以上とし、機能訓練室、談話室、浴室、食堂などの設置が決められています。

 

 

利用できる人は、要介護1〜5の人で病気の治療が終わり、症状は安定しているが長期療養が必要な人が対象になります。

 

 

利用料金の目安は、1日当たり要介護5の人は従来型個室を利用した場合、1,200円、多床室で1,369円かかるようです。そのほかに、食費や住居費、日常生活費などが別途かかります。また、市区町村や利用施設によって利用料金が異なります。

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